斎藤 幸平准教授(経済学研究科)が日本学術振興会賞を受賞!
経済学研究科の斎藤 幸平准教授が、第17回(沙巴体育平台2(2020)年度)日本学術振興会賞を受賞されました。
この賞は、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるために創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援する目的で平成16年度に設置されたものです。人文学、社会科学及び自然科学の全分野にわたり、国内外の学術誌等に公表された論文、著書、その他の研究業績により学術上特に優れた成果を有する45歳未満の若手研究者を顕彰するもので、2020年度は450名の候補者から25名が選ばれました。
斎藤准教授は「マルクス経済学のエコロジー的転回に関する研究」の業績を評価され、授賞となりました。(研究詳細はこちら)
今年度は沙巴体育平台感染症の状況を考慮し、授賞式が開催されなかったため、3月23日に荒川学長への受賞報告会が執り行われました。斎藤准教授は、「現代社会は、環境問題や資本主義の矛盾など、マルクスが晩年問題意識を持っていたことが深刻化している。知の巨人といえるマルクスから多くを学びながら、研究に取り組んでいきたい」とコメントしました。
その後、2017年度に日本学術振興会賞を受賞された理学研究科の小柳 光正教授、鈴木 洋太郎副学長を交えての座談会が開催されました。
座談会は、斎藤先生が昨秋出版された『人新世の「資本論」』についてのお話や、小柳先生の最新の研究のこと(目以外で光を感じる!)や日本学術振興会賞の授賞式でのエピソード、昔と今の市大の学生についてなど、終始なごやかな雰囲気でお話が弾みました。
小柳先生は「この賞は若手に与えられる『奨励賞』で、本当に励まされたと思っている。これからは後進を引き入れながら、この賞に見合うような立場になっていきたい」と話されました。
最後に学長から、「本学は志のある人を多く輩出してきた。社会科学系、自然科学系の2人の先生方が、この賞を受賞されたことは誇らしいこと。若手の後輩たちも続いてほしい」とのコメントがありました。
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座談会の様子
集合写真
斎藤 幸平准教授
小柳 光正教授
荒川 哲男学長
鈴木 洋太郎副学長