「Online death bar」荒川学長インタビュー
2019年1月の設立から約1年半が経過し、現在Honaikudeではパビリオンテーマの候補のひとつとして、「死」を取り扱っています。そこで、今回は「どうやって死と上手く付き合って生きていくか?」を話し合うため、学生らが学内外問わずさまざまな人の死生観について順にオンラインインタビューを行う「Online death bar」を企画しました。第1回目のゲストである荒川哲男学長のインタビューから、コメントを一部ご紹介します。
※インタビュー全体の動画はページ下部URLよりご視聴いただけます。
~医師としての死に対する考え~
「一度死を前にした人は、日々をすごく大事に生きているんですよね。そういう心境に自分を持っていければいい死に方が出来ると思います」
「死ぬときに笑って死にたいから、生きている間は毎日ベストを尽くしたいです」
「ただ生命を繋ぐだけの医療もありますが、本当に必要かどうかを常に自問自答しながら臨終を見送ってきました」
「具体的に何歳で死ぬかがわかっていると人生設計を立てやすくて良いですね」
~命の話をするタイミングは~
「楽しい時にすることが大事だと思います」
~その他~
「20歳の時はどちらかと言えば命知らずで、喧嘩したり血の気の多い人間という感じで日々大事に生きているという感じではなかったです」
「(早期の食道がんが見つかったときにお酒も少しは控えるようにしましたが)楽しく生きていきたいから、止めるという選択はしませんでした」
「楽天的なタイプですが、辛いことは何度かありました。そんな時に親友の存在が大切だと実感しました」
「最高潮の時に引くか行けるところまで行くのかは人それぞれですが、僕はドロドロいきたいです」
「切羽詰まらないと考えられないので、例えば癌で余命3ヶ月となれば周囲に伝えたい事を考えていくと思いますが、今は考えていません」
「先に死んだほうが悲しまずに済むので、奥さんよりは先に死にたいと思います。同時というのは難しいと思うので」
一般の人と比べると人の死に立ち会う機会も圧倒的に多い学長。毎日ベストを尽くすことで、納得して死を迎えられるのではないかと語ります。インタビュー動画は以下URLから、ぜひご視聴ください。
インタビュー動画) https://www.youtube.com/watch?v=IcmgwK5xgIw&feature=youtu.be