日韓で大阪の課題について考えよう~姉妹大学であるソウル市立大学一行が来訪!~(2020.1.6)
本学と姉妹大学であるソウル市立大学の一行が、2020年1月6日(月)、杉本キャンパスを訪問しました。来校したのは、大阪の都市景観戦略について学ぶ大学主催の視察プログラムに応募し、選抜された同大学の学生、大学院生と、引率の国際学部李鎭遠教授、鄭晋汶教授を含む総勢22名です。
一行は、まず、都市研究プラザを訪れ、商都としての長い歴史をもち、工業化を契機に興隆した都市大阪の発展の経緯や、貧困、災害対策等の現代の大阪における都市特有の課題への取り組みについて、阿部昌樹都市研究プラザ長による講話を聞きました。レジリエンスをキーワードに進められている同プラザにおける文化創造、社会包摂に資する先端都市の構築、アジアを中心に海外諸都市との連携、これを踏まえた比較研究の蓄積には特色があります。阿部プラザ長の説明を受けて、事前に予習を重ねた参加者からは、国内外における都市連携の実態やあいりん地区における諸活動の歴史等について質問が寄せられました。また、日韓両国の共通の課題でもある首都機能移転に関しても議論が及び、熱心な意見交換が行われました。
次いで、一行は、本学学術情報総合センターで大学史資料室?恒藤恭記念室を見学し、本学の沿革や展示品について、学芸員の説明を聞きました。現在整備中の古人骨資料は、近畿地方を中心に各時代にわたって蓄積されてきた資料であり、貴重な研究資料です。学術情報総合センター屋上からの眺望を楽しんだ後、さらに、一行は、国際センターを訪れ、様々な交流行事に活用されているグローバル?ビレッジを見学し、本学の異文化理解や海外留学支援の取り組みについて、職員より説明を受けました。
参加者は、短い訪問時間の中で、沙巴体育平台の特色ある研究に触れ、また、様々な施設の利用を通じ、それぞれに日本への関心を深め、海外留学のイメージを喚起しました。