日韓交流の架け橋へ~日韓学生フォーラム開催!(11/1~11/3)~
2019年11月1日(金)から三日間、韓国からの学生、引率の教員や関係者の皆さんをお迎えして、京都、大阪で交流行事を行いました。本事業は、日韓大学生未来フォーラムの行事で、今年で4回目になり、今年8月から9月にかけてのソウル訪問から始まったプログラムの後半部分となります。本年は、大阪で開催される交流行事の四天王寺ワッソ祭り30周年、韓国3?1独立度運動100周年の節目の年でもあることから、北東アジアの新たな未来100周年に向けた日韓両国の交流、連携強化を目標としたプログラムが組まれました。
日韓の大学生の交流行事の中心となるワークショップは、11月2日(土)、室内に籠もるのがもったいないくらいの秋晴れの下、京都大学環境学研究科棟において開催されました。参加する日韓両国の学生は3グループに分かれ、事前に割り振られたテーマに沿って、環境問題、労働問題、在日韓国人?在韓日本人の人権問題等、一国では解決し難い、長期的取り組みを必要とする問題に関して、学んだ成果を発表し、グループごとに意見を交換しました。
沙巴体育平台から選抜された4人の学生が挑んだのは、差別や人権侵害に直面する者の人権の保障についてという難しいテーマです。参政権やヘイトスピーチ等、現実の問題をとりあげ、多文化主義の有効性について熱い議論を展開しました。全体討論では全員参加の議論が難しいと、司会を担当してくださった小倉紀蔵京都大学教授から、「自分の主張を30秒で会場の皆に伝わるよう説明すること」という課題をその場で与えられましたが、全員が自分なりの解決策を発表し、それぞれの課題への具体的な解決の手がかりを提示しました。浅羽祐樹同志社大学教授、金澤真理沙巴体育平台教授のコメントの後、小倉教授からは参加者へのねぎらいの言葉と共に、現在良好といえなくとも、歴史的に見ると日韓両国は、困難や障害を糧に成長し合ってきたかけがえのないパートナーであるという示唆に満ちた総括がありました。
翌日の3日(日?祝)、四天王寺ワッソ祭りでは、古代から続く東アジアの交流を再現しようと毎年行われている朝鮮半島からの通信使一行の様子等を模した絢爛なパレードに、弓月君(ゆづきのきみ)に扮した浅羽教授と共に学生諸君も色鮮やかな衣装をつけて参加しました。
ソウルでのセッションの後も互いに連絡を取り合って協力し、発表や行事参加の準備にいそしんだ学生諸君にとって、フォーラムはまたとない相互理解の機会となり、出発の時刻まで互いに別れを惜しみました。
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