日本と韓国を繋ぐ架け橋へ~「日韓大学生未来フォーラム」学生交流の3日間~(8月30日~9月1日)
2019年8月30日から三日間、本学から選出された4名の学生を含む日本の大学生が韓国ソウルを訪れ、国際学生交流行事を行いました。本行事は、日韓大学生未来フォーラムの行事の一部で、昨年に引き続いての参加です。一行は、韓国到着後、王宮や宗廟が並ぶ地区で重明殿、徳寿宮を見学し、煉瓦造りの建物が並ぶ貞洞(チョンドン)通りを散策した後、貞洞劇場にて、歴史的題材に、伝統舞踊や民俗芸能を組み入れた無言劇(字幕付き)を観劇しました。
プログラムの中心となる合同討論会(於:淑明女子大学百周年記念館)では、今年2019年が大阪?四天王寺ワッソ30周年、三?一独立運動百周年の節目であることから、若い世代に二国間の対話と連携を通じて次世代の百年を託すという趣旨で、討論のテーマが設定されました。討論に先立ち、外交官として各国大使等を歴任し、また、長崎県立大学教授として教鞭をとられた徐賢變(ソ?ヒョンソプ)長崎県立大学名誉教授から両国交流の歴史に関する講演があり、これを受けて、グループに分かれ、熱心に討議が繰り広げられました。 環境、貿易、人権等の、一国では解決が難しい諸問題や最近の両国関係の悪化の問題に直面し、まず、議論の共通の基盤を模索するために時間をとり、様々な意見を交わしました。
今回の討論会では、日本側にも韓国側にもそれぞれ互いの国にルーツをもつ学生、留学して両国の文物を知る機会のある学生が参加し、アイデンティティを如何に確立するか、また多様な文化の伝播、その方法たる教育のあり方についても射程を広げ、議論を深めました。
今回の討論で汲み上げられた論点をめぐり、11月には京都に場所を移して、新たな対話関係の構築を目指す具体的な方策を練るための議論が続けられます。 最終日は、ソウル市内の繁華街で行われた交流行事であるおまつりに参加し、2ヶ月後の再会を約してソウルを後にしました。
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