柏原市役所で市長に研究成果を発表!
2018年7月11日(金)、商学部山田ゼミの4年生大槻慶子さんと渡邊壮一郎さんが柏原市役所を訪問し、冨宅(ふけ)正浩市長と研究テーマとして取り上げた柏原市にあるワイン醸造所カタシモワイナリーの髙井利洋社長の前で研究成果について説明しました。
柏原市は明治時代よりぶどう栽培が盛んで、一時は70軒ものワイナリーがありましたが、現在は2軒のみと大幅に減少しました。そのような状況の中で、カタシモワイナリーは、西日本最古のワイナリーとして100年以上の歴史を持ち地域で親しまれています。2003年からは高齢化で増加した放棄地畑を貸し出し、顧客自身がワイン生産に携わるプロシューミング*を取り入れ、獲得した顧客に長くファンでいてもらうための仕組み作りに成功しています。
「なぜ、衰退する中小企業は生き残れるのか ―柏原市の中小ワイナリーの地域ブランディングを例に―」をタイトルとした今回の発表では、学生たちが実際にプロシューミング活動に参加しているグループにインタビューするなどで行動や意識を調査分析し、企業にどのような影響をもたらすかを検証しました。
研究発表後は今回オブザーバー参加した山田ゼミの3年生、松井久尚副市長も交え、これからの地域活性化の課題や、柏原をはじめとする大阪産のワインを全国に発信していくにはどうするかについてなど、活発な意見交換が行われました。
研究発表ポスターはこちら(2017年度に発表)
*プロシューミング???ProduceとConsumeの造語。顧客が生産に携わること。