創業者マインドの継承のために~商学部学生が株式会社メガチップスの分析と考察を経営陣に発表~
2018年1月26日(金)、商学部?山田仁一郎教授のプロジェクト?ゼミナールの受講生が株式会社メガチップスを訪問し、高田明代表取締役社長、創業者の進藤晶弘氏はじめ社員の方に「株式会社メガチップスの分析と考察 創業者マインドを継承するリーダーは、いかに育成できるのか」というタイトルで研究成果を発表しました。
今回は、「メガチップス社の戦略転換の成功要因」「メガチップス社の今後の人材育成について」という二点にテーマを絞りグループで研究しました。発表までに20を超える参考文献の読み込みや、社員へのインタビューを実施するなど、研究は熱の入ったものとなりました。学生は経営と成長戦略に注目し、これまでのメガチップス社の成長を振り返るとともに現状を分析、「創業者マインドを継承していくこと」が鍵であることを説きました。また、人材育成についても現状と今後起こりうるであろう課題を分析し、創業者マインドの継承するリーダー育成が人材育成において重要であることを示唆し発表を総括しました。
発表後は進藤氏より10年1クールの考え方や常に先を見通すことの意義、進むだけでなく退く判断の大切さなど、経営だけでなく人生について考えさせられる話を伺え、学生たちはみな真剣に聞き入っていました。その後本学卒業生の社員の方も交えてダイバーシティについての意見交換会が行われ、交流を深めました。
今回の発表会は、冒頭高田社長よりいただいた「最初に就職した企業の文化は身体に染みつくもの。学生が実際に就職する前にいろいろな企業のことを深く知ることは有意義である。」というお話を学生たちが実感することができた、貴重な体験となりました。
◆株式会社メガチップス
1990年、日本初のファブレス(工場を持たない)LSIメーカーとして創業。以来、数々の世界初、業界初を生み出し、グローバル企業へと成長。今後も、拡大?成長する車載?産業機器市場を中心に、アナログ/デジタル/MEMS技術を融合したトータルソリューションを提供する企業。
経営学研究科 山田仁一郎教授
発表の様子
社員の方による講評
意見交換会の様子