平成28年1月14日（木）、日本橋筋商店街の振興組合事務所にて経済学部 長尾謙吉ゼミナールの学生が、日本橋筋商店街やLRT（ライトレールトランジット）推進に取り組む各地の方々を対象に研究発表＜LRTと「まちづくり」～大阪ミナミの未来～＞を行いました。
　冒頭に日本橋筋商店街振興組合の澤田 沢治 組合長からあいさつがあり、大阪府 住宅まちづくり部 都市空間創造室 大阪府?大阪市『グランドデザインチーム』都市空間創造グループ　の中村 俊策 参事による進行のもと、発表が進められました。
　本発表は、府?市の「グランドデザイン?大阪」構想の一環である、天王寺～なんば間へのLRT建設計画を経済学的に評価し、LRTの在り方、課題を検討することを目的とします。発表した学生グループは、「採算性や事業の経済的効率だけをみると費用以上の効果を得ることは難しいが、コンパクトなまちづくりの必要性や観光（地域振興）、高齢者の健康増進への寄与などを考慮すると、それ以上の効果が期待できるのではないか」と発表しました。
　発表後の質疑では、参加者から厳しい質問や意見が出る場面もありましたが、「大阪の地域振興のために勉強してくれるのは大変嬉しい」、「私たち市民にとって、沙巴体育平台は大阪の発展のためにある大学。これからもそうあり続けてほしい」などといったメッセージもいただきました。

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研究発表の様子

大阪府住宅まちづくり部 中村参事

沙巴体育平台経済学部 長尾教授

LRTとは

乗降の容易性、快適性、他の公共交通機関との連動性などに優れた次世代型路面電車システムのこと