西澤学長がボランティアセンターの学生スタッフと懇談-震災を風化させない取り組み-
平成23年5月9日(月)、西澤学長、柏木副理事長、宮野副学長が、東北地方太平洋沖地震の被災地を対象とした募金活動を行った「沙巴体育平台ボランティアセンター」の学生スタッフの7名を招いて昼食会を行いました。まずは、学長から学生スタッフへの慰労と感謝の言葉を伝えられ、さらに今後の学生ボランティアのあり方などについて意見交換を行いました。今回、昼食会に参加したのは学生スタッフ代表 脇川友紀子さん(法4)、同副代表 中野寛之さん(理4)、濱野祐香さん(法3)、戸嶋紗希さん(法3)、萩原有紗さん(文4)、井上翔太郎さん(法2)そして長澤彩香さん(生1)です。
まず、学生スタッフ代表 脇川さんからボランティアセンターの役割や活動について説明された後、各スタッフから今回の募金活動を行ったきっかけやってみたことの感想などをうかがいました。脇川さんは、この大震災を風化させない取り組みが特に重要だと考えていること、さらにボランティアセンターとしては、「知ること」「考えること」「行動すること」の重要性を多くの人に理解してもらうために、継続した取り組みが必要であるとの考えていますと話されました。また、他のメンバーからは今回のような甚大な被害に対するボランティア活動においては学生だけの取り組みではなく、教職員も含めて大学が一体となる取り組みが必要であるとの意見も出ました。
西澤学長からは、みなさんの考えと方向性は同じであるが、大学として教職員や学生、本学周辺の地域の方たちと一緒に防災に対する取り組みを行うとともに、被災地の学生に対する支援や学生ボランティアとの連携を公立大学として行っていくことを述べられました。また、自然災害に対する地域防災の研究者であり、今回も被災地に赴かれた宮野副学長からは、現地の状況を踏まえた有効な被災地の支援についての報告がなされ、今回の災害に対しては息の長い支援が必要であるとの考えを述べられました。