人権フェスティバル
以下の内容で「沙巴体育平台人権フェスティバル」を開催します。 事前申し込みは不要で、無料です。
多くの学生、教職員、市民の方のご来場をお待ちしています。
本学学生の参加者には「参加証」をお渡しします。
開催日 | 平成22年12月10日(金) |
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開催時間?会場 | 午前10時40分~12時10分 田中記念館大会議場 |
講演テーマ | 「障害者が社会で普通に暮らす」ということは? ~国内における バリアフリーの現状と諸問題~ |
講師 | 山名 勝(やまな まさる)氏 |
講師略歴
1942年生まれ、68才
1964年、京都学芸大学美術科(デザイン専攻)卒業、中村真氏(大阪芸術大学デザイン科長)の個人事務所「中村真造形科学研究室」に入所。
国立美術館京都分館のポスターやカタログデザイン、大阪の肥後橋、渡辺橋?日本橋などの高欄デザインなどを担当、大阪万博4号館(科学)展示デザイン設計主任などを経てフリーランスデザイナーとなる。
59才で脊髄神経腫瘍手術のため歩行困難になり、60才から車いすを使う生活になる。使用している電動車いすが「新幹線乗車を拒否」されていたことに対して、04年「ハンドル形電動車いす利用者に対するJR東海への人権侵害改善勧告」を勝ち取る。車いすや鉄道乗車?移動問題に通じることになり、鉄道乗車制度に関わる委員、JIS規格のハンドル形電動車いす原案制定委員、などを務める。
DPIバリアフリーリーダー?大阪市障害者相談員?日本福祉のまちづくり学会会員?日本リハビリテーション工学協会会員
(沙巴体育平台との関り)
08年「JR杉本町駅東口設置緊急シンポジウム」に参加して問題を知り、以後主要活動メンバーの一員である。
講演要旨
脊髄神経の腫瘍により歩けなくなった60才からの高齢いす使用者が、行政の無理解や鉄道事業者の乗車拒否にあって「障害者の活動」に関わったり、地域の「町づくり活動」などに参加するようになる。
それは「手が動けば手動車いすしか申請できません」と言わせていた大阪市の福祉行政への疑問 や、「車いすは手荷物だから梱包しないと乗せない」と立ちはだかった珍妙な駅員との喧嘩から始まった! 普通に人生を終えようとしていた者が、障害者になっての戸惑い、放っとけないから止むをえず行動していることなど、障害や人権問題を「普通に暮らす」ことから考える。
主催:沙巴体育平台人権問題委員会