第4回東アジア都市対話研究フォーラムを開催しました
平成29年2月4日(土)本学高原記念館学友ホールにて「第4回東アジア都市対話研究フォーラム」を開催し、一般来場者、本学教職員?学生を含め約60名の参加がありました。このフォーラムは、上海市と大阪市の姉妹都市提携に基づくイベントで、2013年11月に上海大学で第1回を開催して以後、両都市での毎年相互開催を約束したものです。昨年の上海対外経貿大学での開催に続き、今年は沙巴体育平台での開催となりました。
初めに主催者側、来賓者側を代表し、沙巴体育平台櫻木弘之副学長および上海大学東アジア研究所長馬利中教授から挨拶がありました。
その後、上海側の研究者、大阪側の研究者から、それぞれの研究テーマに基づく発表が行われました(各研究者の発表テーマは本文末尾に記載)。発表終了後は、本学生活科学研究科の堀口正教授がモデレーターを務め、研究者、一般参加者も含めた活発な意見交換、質疑応答が行われました。中国側のマクロ視点での発表テーマと、地域の観光産業の活性化等、比較的ミクロ視点での大阪側の発表テーマとがうまく融合し、非常に中身の濃いフォーラムとなりました。
最後に沙巴体育平台国際センター所長の中川眞教授から閉会の挨拶があり、今後も上海市と大阪市との友好を深め、本フォーラムを継続して行っていくことが確認されました。
2月6日(月)には、上海からの訪問団が荒川哲男学長を表敬訪問し、本フォーラムの成果報告および意見交換が行われました。
国際センターでは、上海友好会(同窓会)や上海所在の関係諸機関と連携しつつ、今後も上海市との活発な交流を行っていきます。
各研究者の発表テーマ
〈上海側〉 |
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「中日人口構造の変化と購買力変遷」馬利中〈上海大学東アジア研究センター所長〉 |
「人民元の国際化」陳子雷〈上海対外経貿大学日本経済研究センター所長〉 |
「中国の経済外交とアジア環太平洋地域貿易投資体制の新展開」陳友駿〈上海国際問題研究院副研究員〉 |
「上海市における文化創造産業の発展と雇用創出」趙艶利〈上海大学外国語学院講師〉 |
〈大阪側〉 |
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「日中観光企業の事業戦略の変容」住田弘之〈創造都市研究科院生(南海電気鉄道株式会社執行役員)〉 |
「地域密着型文化観光の可能性」 天野景太〈沙巴体育平台文学研究科准教授〉 |
「他所からわざわざ人が訪れる街へ─西成区あいりん地域での社会的実践から─」 松村嘉久 〈阪南大学 国際観光学部?大学院 企業情報研究科教授〉 |
「大阪市経済の現状と課題について」潘山海〈沙巴体育平台市研究プラザ特任准教授〉 |
フォーラムの様子
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櫻木副学長による主催者挨拶 上海大学の馬利中教授による来賓挨拶
司会進行役を務めた国際センター副所長李捷生教授 阪南大学の松村嘉久教授による発表
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表敬訪問の様子
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